黄昏ホリック(millstones)

 今年ブレイクしたボカロP(それより前からMADに曲をつけるという動画を投稿されていらっしゃいますが)、millstonesさん。ブレイクのきっかけとなった計画都市を含めた、1枚目のアルバムです。ボーマス15にて頒布され、現在同人ショップで委託販売されています。
 随分と間が空いてしまいましたが、このアルバムにて今年は締めたいと思います。よろしくお願いします。

1.Soaring into the Sky

 オープニングを飾るインスト曲。millstonesさんの持ち味はオケの構成と、その力強さ。特に歌つきの曲をインストで聴いても全く飽きません。インスト曲なら尚更です。ピアノのコードにドラム、主メロのピアノが次々に乗っかっていく。音が次々に増えていき、最後は全ての音が一緒に鳴る。物凄く爽やかな曲です。これからこのCDの世界を旅する、といった雰囲気のある一曲になっています。

2.五月少女

 ギターとドラムンベース、パーカッション(ンッツーンッツー、の音が耳を揺らして心地よい)の構成のループが爽やか。海辺を車で走りながら聴きたい、そんな明るい曲です。Appendミクの可愛い声も特徴です。歌詞に五月病、といった言葉も出てくるので、ちょっと落ち込んだ時に聴くと元気づけられます。軽めのドラムンベースなので、このジャンルの曲が苦手な人でも割と聴きやすいのではないでしょうか。
 millstonesさんの曲は音圧高めのドラムンベースが多いと思うのですが、この曲はポップでジャズ要素もあるので、間奏も物凄く楽しく聴けます。最後はドラムンベースを抑えて、静かにピアノとパーカッションで締めるのがとてもおしゃれです。

3.Railroad Crossing

 管理人がmillstonesさんの曲の中で一、二を争うほど大好きな曲です。これもドラムンベースが利いたオシャレ曲。GUMIとルカメインで(ミクはバックコーラスとかハモリ)進みます。ベースとピアノの跳ね具合も心地よくて、身体を揺らしてしまいますw
 歌詞は別れと、それでも前に進もうという次へのステップを表現していて、物凄くポップな感じです。歌詞と曲がマッチしていてたまりません。間奏も必聴です!! ピアノがオシャレ(というかmillstonesさんの曲はどれもピアノがオシャレ)!! Cサビの入りも静かに優しくベースラインが進むので、とても気持ちよく聴けます。リラックスしてしまいますw 

4.Arbitrary Utopia

 ピアノメインで進行するインスト曲です。鈴の音(タンバリン?)がピアノを追いかけて鳴っていて、珍しい曲です(私がそう感じるだけかも・・・・・・)。音がすごく綺麗で、打ち込みとは思えないです。途中ヴァイオリンも鳴ってくるのですが、これも生で弾くと起こるちょっとした音のかすれ具合とか出ていて、物凄くリアルです(ちょっと低めの音なのでヴィオラかもしれませんが・・・・・・)。静かに進行する曲です。

5.旅鳥クロニクル

 ルカがボーカルのジャズ曲。ヘッドフォンで聴くとベースラインが後ろから前へと響いてきて最高です。トランペットなどの金管も使われていて、インストだけで聴くと本当にジャズを聴いているみたいな感覚になります。
 管理人はこの曲の投稿コメ(ニコニコ動画参照)を見て、他の曲とリンクして作られていることを知りました。他の曲とどうつながっているか想像して聴くのも楽しいです。7分もの長い曲ですが、聴いていくごとにこの曲の世界に引きずり込まれます。

6.無意識の回廊

 異国情緒あふれる一曲。日本ではない何処かの国に突然来てしまったような、そんな不思議なインスト曲です。鈴の音が混ざってくると、アラビアンナイトの世界みたいな印象を受けます。ヴァイオリンのソロも凄くかっこいい。回廊とあるように、何だかぐるぐると迷路を回っているような感じもあって面白いです。

7.7

 インストの7曲目ですw ドラムンベースのとちょっとしたブレイクビーツな曲。ピアノのループ進行も心地よいです。ここでもヴァイオリンソロ使用。最後に向かうにつれてBPMが上がって行って、音の重なりも増えて盛り上がっていきます。静かに終わって行くのもすごく気持ちいいです。

8.計画都市

 millstonesさんをこの曲で知ったという人も多いはず。管理人もそうです。そしてこの曲はアルバム用にリアレンジされているので要注目の一曲。まずドラムンベースの入りが違っていて、「うおっ」となります。ビビったらマイリス、というタグが原曲にはついていましたが、さらにびびっとするはずw バックで鳴っている音も物凄く耳を揺らして気持ちいいです。メロの間左右で小さく鳴っているのがたまりません!!
 それからCサビ後のクライマックスに向けての音の広がりがやばすぎます。インパクトはアルバム中一番の曲間違いなしです。原曲との聴き比べも楽しいのでおすすめです。このリアレンジ版を聴いて、よりこの曲が好きになりました。

9.noctiluca

 インスト曲です。ドラムンベースな一曲。計画都市の次に来るというのを意識しているのか、オケの音の鳴り方が似ているような(でもメロディーはピアノ)。個人的にですが、ゲームのステージ選択画面で流れそうなオサレ曲だなぁと思っています(いや実際はゲームのステージ選択画面で流したりしたら本当に勿体ない曲です。不快に思われた方いらっしゃいましたら申し訳ありません)。この曲を聴くと何だか落ち着きます。

10.Theory of Nothing

 続けてインスト曲。ちょこっとあらぶるピアノが美しくてかっこいいです。2分以降の進行は必聴です。この流れるようなピアノがたまりません。脳汁出そうです。ハンドクラップみたいなパーカッションが入るのもオシャレ。爽快感たっぷりです。

11.pseudoresurrection

 インスト曲です。ブレイクビーツなオサレ曲。終盤にかけてアメリカのバーで演奏されそうなメロディーのピアノがたまりません。弦楽器もこまめにメロディーに絡んでいって、曲への彩りを増やしています。ブレイクビーツが本当に心地よい一曲。

12.可能世界のロンド

 旅鳥クロニクルとリンクしているらしい一曲。計画都市の次に発表されています。終始流れるピコピコ感が可愛いです。ミクの声も可愛いです。ドラムンベースなのにそこまで強く表に出ず、聴く側を引っ張る力があります。ピコピコ感とピアノが利いていて、この曲を優しく包んでいます。動画も美しい構成でしたが、この曲自体も美しい構成になっているなと感じます。

13.黄昏ホリック

 アルバムのタイトルとなっている一曲。インスト長いとかそこ言わない!! このじらし具合がたまらんのですw ブレイクビーツ混じりのドラムンベース。ボーカルはGUMIです。メロは低い声で淡々と歌われていてかっこいいです。サビから高音入ってきて、曲へ広がりを持たせていっています。
 Bメロに入る前の繋ぎもかっこいいです(ここはドラムンベースと言うよりはブレイクビーツ?)。後半の英語ルカのrap?もかっこいい。こういうルカの使われ方出来る人は物凄くセンスあるなあといつも思います。アルバムの中で新曲なので力入ってます!!

14.未来起元歴元年

 最後を飾る一曲。GUMIではソロの初曲でした。黄昏と未来、どちらもGUMIです。凄い。
 ハイスピードなあらぶるドラムンベースが持ち味。そして歌詞もこの世界に別れを告げるようなそんな曲になっています。さよなら、さよならのメロディーの繰り返しが切なくて、胸にぐっときます。
 間奏にピアノが入って、GUMIの歌声が絡むところがとても好きです。ただただ美しいというか、ため息出てしまいます。この曲を終りに持ってくるなんて本当に卑怯なくらい素晴らしいです。アルバムの収録順で聴いていくと、改めてその曲の良さを振り返ることが出来て、本当に素敵です。

15.ワルツ第1番「 」

 跳ねるピアノがあらぶるおまけのインスト曲。ドラムンベースも封印したピアノのみです。これがインスト曲の中では個人的に一番好きです。何というか、millstonesさんがアメリカの近代作曲家みたいな、そんな感じのする一曲w 終わり方が凄くシンプルで気持ちよく終わって最高です。そしてまた最初の曲に戻るともっと最高です。



総評

 millstonesさんの曲はピアノとドラムンベースの構成が特徴的で、どの曲も凄くオシャレで心地よい。癒されっぱなしで幸せになります。そしてこのアルバムは世界観が一貫していて、ぶれが全くないのも最高でした。歌詞もオシャレでストーリー性があって、色んな想像が出来てwktkが終始止まらない。
 もっとこの方の曲を聴いてほしいなぁと思いますし、今後の新作情報とか、今後どういった世界を展開していくのか、それも楽しみです。

 ブログを開設して物凄くのろい歩みですが、今年のレビューはここまでです。それでは皆さま、「お疲れさまでした。良い終末を!」じゃなかった、良い年末を!!


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