Nice beat.(アブノーマルプロデューサーズ)

 まだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。今回はボーマス19にて頒布された変拍子コンピレーションアルバム第二弾「nice beat.」のレビューをお届けします。
 前作の「4≠4」と同様、リズムを楽しめるアルバムになっています。また前回とはメンバーもかなり入れ変わっていて、そこもまた魅力の一つになっています。ネタばれおkな方は続きをどうぞw
1.ツギハギシティ・プロトコル / millstones

 前作では「カガリビト」で参加したみるさん。今回はGUMI(Extendのパワーとスウィートだそうです)がボーカルの疾走感溢れる一曲で参加されています。初っ端からこの方の曲を置くとは・・・・・・! と思わず笑みが零れてしまいました(みるさんのドラムンベースが最初ですよ! この次に一体どんな曲が来るんだ・・・・・・! とwktk)w
 まずイントロのギターサウンドにガッともっていかれます(みるさんの曲でギターが入っていることに驚きました)。オケにアクセントが効いていてとても気持ち良いです。メロやサビはなんだかんだノリノリでリズムをとれるのですが、変拍子な展開でぱっと変わるのは(素人耳で)Cメロでしょうか。更にこちらの集中力を向けさせてくれるので、最後のサビに来た時すごく気持ちよいです。


2.ムーンサイドスロウダウン / もちごめ
 前作に引き続き参加のもちごめさんです。じっくりゆったり聴かせてくれるロックサウンド。ボーカルはミク。
 じわじわと変わっていくメロが個人的にすごく好きです(ごちゃごちゃリズムが変わっていくのではなく、自然に変わっていくのが素敵)。サビの歌詞に「スロウダウン」というところがあるのですが、そこでサビのリズムが確かにゆったり目になっているところが面白いです。爽快感が感じられる曲で、ドライブ中に聴きたくなりますw


3.イヤイヤイヤ / たけ

 新たに参加したメンバーさんです。ピアノのオケ構成が大変おしゃれで凄まじいパッションを感じる、鍵盤無双Pことたけさん(JAZZ要素の高い曲を発表されていますので気になる方は是非)。今回の収録曲はかなりポップで、たけさんの曲を知らない方でも楽しめるオシャレな曲です。ボーカルは歌愛ユキ(最近株が上がっているボカロです。小学生を甘く見ちゃいけません)。
 イントロはアコースティックギター。跳ね具合がとても気持ち良いです。そしてここから変拍子進行(オケを引っ張るコードとかメロとかクラップとか最高です)。サビの直前の変化はかなり劇的で、ギターのダッダダダッダ♪という音に思わずドキッとすること間違いなしです。後半にはP名由来にもなったピアノが爆発しているので必聴です!! ユキを使った曲で大人な雰囲気が溢れていて、アルバムで一番好きな曲ですw


4.おおかみなんかこわくないッ! / OSTER project

 この変拍子コンピ2で一番の驚いた参加者でした。まさかあのOSTERさんが変拍子・・・・・・(OSTERさんをご存じないボカロクラスタは最早いないだろうってくらい大物だと思います。管理人も昔から大好き////)?! ボーカルはミクAppendとあります(『』のセリフはGUMIみたいです)。
 OSTERさんらしい全体に綺麗な音が散りばめられた明るく可愛らしい曲。変拍子でありながらOSTER節。もちろんストーリー性も高いですよ! ・・・・・・とはいえ、ただの可愛らしい曲ではありません。始めは冒険心溢れる曲調だな、と思っていたのですが、中盤以降でその曲調から抱くイメージががらりと変わって面白かったです(特にドラムやピアノの変化)。この歌詞の世界観は単なる架空のストーリーではなくて、現実でもあり得る話だなあ、と思うとちょっとゾクッとしたり。貫録の一曲です。


5.Who killed Cock Robin / ミックスモダン

 前回から変拍子コンピを引っ張っていらっしゃるミックスモダンさんの曲です。ボーカルはミクAppend。歌詞はHAMOさん(もうボカロPは引退されてしまいましたが、ここでお名前を拝見するとは!)。タイトルからも分かりますが、マザーグースの有名な歌から作られているようです(つぶれあんまんが頭に浮かんだ私は殴られて良い)
 パイプオルガンのイントロが厳かな雰囲気を醸し出してくれます。前回はギターの重いサウンドが印象的な曲だっただけに、この曲とのギャップに驚きました。ミクの歌声が静かにゆったり響いていて、じわじわと恐怖が感じられます。一番ドキッとしたのはやはり後半の、オケがぐわっと上がってくるところです。ギターがここで入ってきて、より狂気を感じさせてくれます。ゆったりとした曲調で長いので、この恐怖や狂気は本当にキますw もうやめて! 管理人のHPはゼロよ!


6.Lost. / Lemm

 今回参加の新しいメンバー。去年頭角を現した新たなボカロPです。聴いたら一発でこの方の凄さを思い知らされます。オケの爆発力が毎度半端ない方です。しかもオシャレ。ボーカルはミクAppend(囁き系の声を使われるのもLemmさんの特徴)。
 まずイントロ。静かに入ってきているかに聴こえますが、裏では今か今かといわんばかりにオケが鳴っていて、ミクの歌声が一旦終わると爆発。音の洪水です。毎度この方の曲で脳汁出そうになります。オケは爆発するけれども、ミクの歌声が埋もれることなくちゃんと軸になっています。個人的にお気に入りなのはストリングスと弾けるドラムです。曲調はかなり激しいのに、静かな雰囲気も感じさせる不思議な世界観です。必聴。


7.怪盗ツインドリルと米騒動 / デスおはぎ

 初っ端から噴きました、ええ。ボーカルは重音テトがメインで、他にキヨテル(多分)、がくぽ、ミク、ゆっくり。UTAUメインの曲は変拍子コンピでは初ですね。
 ストーリー性の高い和風ロック(?)です。曲全体から自由奔放な表現をしていることがすごく伝わってきて楽しいですw 和風ロックかと思えばパンク?かと思うところもあったり。(ksk)からの展開は予想外ですw 予想外の展開がたくさんですが、最後は最初のオケと同じオケに戻ってきてうまくまとまっています。とにかくパワーを感じる一曲です。


8.Lost. / nana(Sevencolors)

 またまた新たな参加者の曲です。管理人がnanaさんを知ったのは「chameleon」から(とってもオシャレでかっこいい曲なのでおススメ)。今回参加していらっしゃったので、それを知って大興奮したのは秘密です。ボーカルはルカ。
 ピアノと電子的な音の組合せがとても綺麗です。歌詞の世界観ともすごくマッチしていて、青空や光がふっと広がっているような印象を受けました。曲に温かみがあって、落ち込んだ時に聴きたい一曲です。


9.5_5 / uzP

 またまたry。VOCALEAMOの提唱者、uzPの曲です! ボーカルはGUMI。
 イントロのギターの透明感ある音がとても気持ち良いです。そこから唸るドラムの重低音がまたたまりませんw またメロの跳ねるようなリズムにサビのたゆたうようなリズムと、メリハリのある構成になっています。曲の中で対比するかのようなオケが面白いです。後半、イントロのように静かな曲調になるところがお気に入り。


10.反同調性崩壊 / FICUSEL

 またry。思慮するゾンビでお馴染み、ゾンビPことFICUSELさん。ボーカルはミクAppend。
 不思議な曲です。ピコピコした音がぽんぽんと顔を出しては隠れるようなオケ。不安定な雰囲気の漂うミクの歌声。でもこの音の構成がくせになってしまいました。感性の反乱βのタグをつけたくなるくらい、最初から最後まで不思議な曲です。これは聴いてほしい!!


11.です☆にーと!! / 大丈夫P

 またry。大丈夫じゃない曲だけど大丈夫といいますか、いつも通りといいますか、大丈夫Pの曲です。聴いたことのない方は面食らうこと間違いなし。このアルバムの中で一番の問題作?かもしれませんが、私は良いチョイスだと思いますw 10分近い大曲で、ボーカルはミクサン(大丈夫Pも歌っている気がしますが)。
 これでもかこれでもかと大丈夫Pの感情・感性が乗せられた曲です。一番ハッとするところはミクサンが「働きたくないんじゃなくて働“け”ないんだ」というところ。でもそのあとの「やっぱりいやです」でうわああwwとなるのですが、うまく突いてきてるなあと思いました。


12.foible / まももP

 ここに来ると一気にアルバムの空気が変わります(ここがコンピの面白いところですねw)。新しい参加者、まももPの曲です。ボーカルはミクAppend(darkとのこと)。
 ピアノのふつくしい曲で、ミクの囁くような歌声もオケにあっています。綺麗な曲ですが、歌詞からは切なさを非常に感じることが出来ます。ピアノからも孤独感が滲み出ていて何とも言えないです。Bメロからは音も増えてより綺麗で、より切なくなります。この曲のミクさんをぎゅっとしてあげたいなあ。


13.ツァラトゥストラの見た夢 / なきゃむりゃ

 トリを務めるのは前回に引き続き参加のなきゃむりゃさんです。今回の曲は「ルサンチマンの海に抱かれて」の前日譚とのこと! もちろんボーカルは猫村いろは。外見からではイメージ出来ない中性的な声が魅力です。
 静かで優しいイントロからいろはのコーラスが入り、非常にふつくしいです。オケに使われている音や展開にはルサンチマンを思い出させるものが入っていて、思わずにやりとしてしまいます。身体を思わず揺らしてしまう軽快なリズムが楽しいです(特にサビのリズムがお気に入り)w ギターの大人のムードたっぷりな音も耳をくすぐってきてとても好きです。ルサンチマンと合わせて聴いてみたいですね。


まとめ

 今回は後半に新しいメンバーが多く入っていて、収録曲も13曲。前回参加のメンバーはもちろん、新しく参加したメンバーの曲もどれも一癖も二癖もあります(特にOSTERさんと大丈夫Pのインパクトは大きかったです)。
 難癖?をつけるとしたら、「いつも通りに聴こえるなあ、この人の場合・・・・・・」という曲もあったことでしょうかw もちろんそれでも十分粒ぞろいなのですが、「すごい変拍子だww」というインパクトがちょっと薄かったかなあ・・・・・・私見に過ぎませんけれど(汗)。帯裏にあるような「2作目は駄作になる」には当てはまっていない事は確かですので、前回のアルバムを買った方、買ってない方も楽しめると思います。メンバーひとりひとりの色が出た素敵な曲ばかりなので、「この人知らないし・・・・・・」という方も騙されたと思って一度聴いてみると吉です!!


↓クロスフェードです

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